dari88's blog 2

dari88の雑記帳です

SHOUTcastサーバーでインターネット放送を試してみました

 超図解!誰でも始められるネットラジオのページを参考にしてインターネット放送を試してみました。自宅のPCをサーバーにして比較的簡単に無料で音楽放送が出来ちゃいますね。なかなか宜しいんじゃないでしょうか。

 

WINAMPを導入する

 既に入れてる場合が多いんじゃないかと思いますが、小生は久しぶりにインストールしました。今は Winamp 5.6 Media Player と言うんですね。

 

Edcastプラグインを導入する

 Winampの再生音を中継してSHOUTcastサーバーに渡す役目を果たすプラグインです。

・PCWorldというサイトから Edcast Winamp Plugin 3.1.21 をゲットしてインストール。
Winamp、ストリーミング関連の localization patch のページから日本語化パッチをゲットしてインストール。
・C:\Program Files (x86)\Winamp\Plugins\lame_enc.dll を C:\WINDOWS\ にコピーする。
Winampを起動して、[オプション]-[設定]-[プラグインのDSP/エフェクト] にて、[edcast DSP v3] を選択。
・クリックすると設定画面になる。[エンコーダの追加] ボタンをクリックする。
・追加されたエンコーダをダブルクリックして設定画面を開く。
 <Basic Settingsの設定>
  ビットレート:128
  サンプルレート:44100
  チャンネル数:2
  エンコーダ:MP3 Lame
  サーバー:Shoutcast
  サーバーIP:localhost
  サーバーポート:8000
  パスワード:passwaord1
  マウントポイント:空白
  再接続までの時間:10
 <YP Settingsの設定>
  ストリーム名とか、適当に書いておく。
 で、OKボタンをクリックして設定終わり。
・edcastウインドウの接続ボタンをクリックすれば、SHOUTcastサーバーに繋がる。

 

SHOUTcastサーバーを導入する

 現在は SHOUTcast DNAS (Distributed Network Audio Server) という名前に変わっています。

ダウンロードのページからGM Build 29 [Updated 07/31/2011] を入手。
・インストール先は C:\Program Files の下を避けて、敢えて C:\SHOUTcast にする。
・\config_builder\config_builder.html を開いて、.conf ファイル用の定義データを作る。
・\SHOUTcast\ フォルダの下に sc_serv.conf ファイルを作り、上記の定義データを書き込む。
・定義データはこんな感じ。
;DNAS configuration file
;Made with the SHOUTcast 2 Configuration Builder
password=password1    ← Edcastで設定したパスワード
adminpassword=password2  ← password1と同じではいけない。
logfile=C:\SHOUTcast\sc_serv.log
w3clog=C:\SHOUTcast\sc_w3c.log
publicserver=never
banfile=C:\SHOUTcast\sc_serv.ban
ripfile=C:\SHOUTcast\sc_serv.rip
streamid=1
streammaxuser=32

 

インターネット放送を開始する

 以上で準備はほぼ終わり。あとはファイアウォールとルーターの課題が残っています。

コマンドプロンプトを起動して、C:\SHOUTcastに移動し、sc_serv.exe を実行する。
・定義ファイル聞いてくる。[0] sc_serv.conf を使うので、0 [Enter] と答える。
・サーバーソフトがポート確認しに行く。するとWindows7の場合、Windowsファイアウォールがポートを開けて良いか問い合わせてくるので、了解する。
Winamp のプレイリストを作り、再生を開始する。
・Edcastのウインドウを開き、接続ボタンを押す。
・以上で放送が開始されるのだが、ルーターを使っている場合はルーターのポートマッピングの設定をする必要がある。これが終わればインターネットに向かって放送が始まる。

 

結果

 以上の設定でサーバーのURLを知っている人は放送を聞けるようになります。イン
ターネット側から聞いてみると安定して聞けています。

 

パブリック設定にしてみる

・publicserver=always にする。
・放送状態にして、http://localhost:8000 にアクセスする。
・Admin でログインする。
localhost:8000/admin.cgi のページにて、Create Authhash をクリックする。
・必要事項を記入して、Create Authhash ボタンをクリックする。

  以上で sc_serv.conf ファイルに streamauthhash の設定が記入されます。同時
に本家SHOUTcastにサーバーが登録されます。これでサーバーが公開されたの
で、SHOUTcastのサイトにて自分の サーバーを検索してクリックすればどこからで
も聞くことができます。
 しかし、勝手放送を世界に公開するのはかなり問題ですよね。

 

友達に放送を聞いてもらう方法

 友達に放送を聞いてもらうにはいくつかの方法があります。

<.pls ファイル対応のプレーヤーがある場合>
・次の様なURLを連絡してクリックしてもらう。
  http://my.radio.jp:8000/listen.pls
・MyRadio.pls の様な .pls ファイルを準備してメールで送る。又は、dropboxなど
にアップして、リンクを連絡する。.pls ファイルの中身は次のような感じ。
[playlist]
NumberOfEntries=1
File1=http://my.radio.jp:8000/
Title1=My Radio
Length1=-1
Version=2
・この方法だと Windows Media Player では再生されません。

Windows Media Playerにも対応>
・MyRadio.m3u の様な .m3u ファイルを準備してメールで送る。又は、dropboxなど
にアップして、リンクを連絡する。.m3u ファイルの中身は次のような感じ。
#EXTM3U
#EXTINF:-1,My Radio
http://my.radio.jp:8000/
・この方法だと殆どのPCにて聴けると思います。

Android対応>
・Nexus7 で確認したんですが、.pls や .m3u の音楽ストリームに対応したアプリ
を入れてやる必要があります。
WinAmpはダメでした。
・XiiaLive - Internet Radio というアプリが良いみたいです。

 

実験

・MediaMonkey に Edcast を入れてみました。なんという事もなく、放送できますね。WinAmp より選曲しやすいのでいいかも。