今日のコーヒー自家焙煎: 続 抽出の基準について考える
先週から日本チャンピョン方式の抽出をやっていましたが、結局これで良いんじゃない!? ということになりました。今日はこの手順を書いておきます。日本チャンピョン尾籠一誠さんの動画は2月13日の記事の(7)を見てください。
日本チャンピョン方式での私の抽出手順
- 豆はフルシティロースト、メジャーで3杯(30gと少々のはず)、ナイスカットミルの3.5番(中挽き)で挽く
- ドリッパーはハリオV60
- お湯は85±1℃、抽出量450cc
- サーバー+ドリッパーを秤に載せ、注湯量を計測しながら抽出する
- 開始:一投目、45~50cc(豆量の1.5倍)
- 40秒:二投目、250cc、中心から円を描いて周辺まで全面に注湯
注湯時間は20~30秒の感じ - 1分40秒:三投目、250cc、周辺から円を描いて全面に注湯
- 2分40秒前後:450cc抽出された時点でドリッパーを外す
これが一番簡単だし、何も考えることがありません。味の再現性も確実だと思います。しかも充分美味しいです。
100円玉方式は、注湯部周辺の表面に近い部分の粉が抽出不足になっており、無駄の多い抽出法だと思います。これに対して尾籠一誠さんの抽出は粉の無駄がありません。粉からコーヒーエキスを引き出す浸透圧の考え方からすると、多数回抽出に分があるように考えられますが、ナイスカットミルの3.5番(中挽き)では気にするまでもないことのようです。
少し前まで豆は粗びきの方が美味しいと思っていました。豆量を増やす必要があるので贅沢なのは確かですが、味的には好みの問題と判断するに至っています。
豆挽きの基準
抽出の基準と言いながら、豆挽きの基準について話を忘れていました。結論から先に言うと、良いミルを使うことが絶対的な基準です。
- 微粉が少ないこと
- 引いた粉が粒揃いであること
この二点が重要ですが、早い話が評判の良いミルを買うしか方法がないでしょう。最上クラスの性能で、尚且つ価格が安いカリタのナイスカットミルはお勧めです。
尚、微粉の影響について知りたい方は、お茶漉しで微粉を取り除いて抽出してみればすぐに分かります。